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3~4月植え付けのラベンダー。育て方とハーブティー、ドライフラワーなどラベンダーの活用方法3つ。

病害虫につよく生育力が旺盛なハーブは比較的育てやすく、調理に使ったり香りを楽しんだり出来ることから人気が高い植物です。

なかでも、鮮やかな紫色の花と心地よい香りが特徴のラベンダーは見た目の美しさなどからも人気があり、育ててみたいという方は少なくありません。

今回は、ラベンダーの育て方と活用法を紹介します。

ラベンダーの特徴

ラベンダーは地中海沿岸を原産とするシソ科のハーブで、4月~7月にかけて紫、白、ピンクの花を咲かせます。

寒さに強い「イングリッシュラベンダー」、比較的暑さに強く暖地向きの「ラバンディン」、暖地向きで四季咲きの「デンタータラベンダー」など数多くの品種が存在しており、品種によって耐寒性や耐暑性、花の美しさ、香りのよさが異なります。

ラベンダーを栽培するときは生育環境にあった品種を選ぶとよいでしょう。

ラベンダーの育て方

ラベンダーは品種によって育て方に違いがありますが、地中海沿岸原産であるため基本的には日当たりを好み高温多湿を嫌います。日向でやや乾燥気味に育てるとよいでしょう。地植えでも鉢植えでも育てることができます。鉢植えの場合は根詰まりを起こしやすいので定期的な植え替えが必要です。

 

ラベンダーの種まきは3~4月です。水はけのよい土や市販のラベンダー専用の土に種をまき、毎日たっぷり水やりをすれば2週間ほどで芽が出ます。芽が出るまでに時間がかかるので、途中で乾燥させないよう注意しましょう。

また、ラベンダーの種は植え付け前に低温にさらしていないと発芽しにくいという特徴があります。種まき前後の環境で香りに差が出るといわれているため、初心者は苗からの栽培がおすすめです。

 

水やりは土の表面が乾いたら行います。気温が上がって蒸れの原因になる日中は避け、葉を濡らさないよう株元にたっぷり与えてください。

肥料が多すぎると傷んでしまうため、植え付けのときに元肥えをしっかり与えていれば春秋に追肥を少しするだけでかまいません。

 

花穂がついて二分咲きくらいになったら収穫の時期です。花が咲いてから長いこと放置していると株が疲れてしまうので、出来るだけ早く収穫するとよいでしょう。葉を4〜8枚ほどつけた状態で花穂を切り落としてください。

ラベンダーの活用法

美しい花と独特な香りから「ハーブの女王」とも呼ばれるラベンダーは、ドライフラワーはもちろん、フレッシュハーブのままでも活用できます。

 

【ドライフラワー】

ドライフラワーにする場合は、花穂を麻ひもなどで適当な量で束ねて風通しの良い日陰で逆さづりにしておくとよいでしょう。

 

【ハーブティ】

フレッシュラベンダー大さじ2杯、またはドライラベンダー大さじ1杯に熱湯を注いで2分程度蒸らし、色と香りが出たらラベンダのハーブーティーの出来上がりです。

好みで蜂蜜や砂糖を加えたり、紅茶とブレンドしてもよいでしょう。

 

【入浴剤】

目の細かいネットなどに花穂を適量入れ、浴槽に入れるだけで入浴剤として使うことができます。ラベンダーの香りはリラックス効果が高いので、優雅なバスタイムを楽しみたい方におすすめです。

 

【ラベンダーオイル】

ラベンダーをオリーブオイルに漬けておけば香りのよいラベンダーオイルの完成です。顔への使用は避けた方がよいですが、肘やかかとなどの乾燥肌ケアや、アロママッサージに使用できます。

まとめ

ラベンダーは上手に育てれば次の年やその次の年にも花を咲かせることができます。気候条件によっては難しいかもしれませんが、栽培に慣れたら夏越し・冬越しに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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