巻きひげが茶色く枯れたらOK?スイカの収穫時期の見分け方5つ。
みずみずしさと甘さが魅力のスイカは、子供から大人まで幅広い人気があることから家庭菜園で育てられる機会も多い作物です。花がついて実が大きくなり始めると収穫まで後少しですが、収穫時期がわからず早く採りすぎてしまったり、時期を逃してしまったりすることがあります。
今回は、スイカの収穫時期の見分け方をご紹介します。
葉や巻きひげが枯れる
スイカの収穫時期を見分けるもっとも簡単な方法が巻きひげや葉の状態です。植物は実をつけると種を育てるため実に多くの栄養を送るようになり、葉や巻きひげには栄養がいきわたらなくなります。
巻きひげが茶色く硬くなって枯れる、葉が黄色や茶色になって枯れるのは、実に十分な栄養がいきわたり、熟してきた証拠です。巻きひげや葉が茶色く変色し始めたら、硬さなどをチェックして収穫時期を確認しましょう。
模様がはっきりしている
スイカの縞模様は実の成長が進むごとに表れ、色が鮮やかになっていきます。実の中にある種が成熟すると縞模様の色も濃くはっきりとしますので、模様の濃淡からも収穫時期を判断することができます。
表面にツヤがあり、少し凸凹している
未熟なスイカは表面に粉を吹いたような状態でツヤがなく、触ると滑らかな表面をしています。
しかし、成長が進んで成熟すると皮の表面にツヤが出てきます。触ると皮が硬くしっかりと張り、模様に合わせるように少し凸凹しています。
スイカが大きくなってきたら、布などで表面を拭いてツヤを確認したり、手で触って感触を確かめるとよいでしょう。
叩くと低い音がする
熟したスイカは内部に水分をたっぷり含んでいるため、叩くと「ボンボン」と低い音がします。熟しきっていないときは水分量が少ないため高い音になり、熟しすぎると果肉が崩れはじめるためジャブジャブという水っぽい音や濁ったような音がします。
音で見分ける方法は、ある程度の経験が必要なため慣れていないと収穫時期を見誤る可能性があります。音はあくまで参考と考え、他の方法とあわせて使うとよいでしょう。
へそが大きくお尻が少し黄色い
スイカのお尻には「へそ」と呼ばれる部分があり、実が成長するにつれてへそも少しずつ大きくなっていきます。品種などによって違いはありますが、へそが5円玉くらいの大きさになると収穫時期です。
また、スイカのお尻に弾力と柔らかさがあり、色が少し黄色くなるのもスイカが熟しているサインです。
まとめ
スイカの収穫時期の見分け方は、スイカの品種によって使える方法と使えない方法があります。品種に合わせて見分け方を変えるとよいでしょう。
また、適期よりも早く収穫してしまった甘くないスイカは、蜂蜜や砂糖を加えてジュースやスムージー、シャーベットなどに使うこともできます。甘くないからと捨ててしまわず、上手に活用できるとよいですね。