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色鮮やかな花をたくさんつける夏を代表する花。サンパチェンスの育て方のポイント5つ。

サンパチェンスは夏の花として人気があるインパチェンスから作られた品種です。インパチェンスよりも花や葉が一回り大きく、見た目が華やかで、直射日光に強く、成長力旺盛なため、初心者でも育てやすく、上手に管理すれば春から秋まで花を楽しむことができます。

今回はサンパチェンスの、花をたくさんつけて長く楽しむための、育て方のポイントを紹介します。

水と肥料を切らさない

サンパチェンスは成長が早く、大きく育って次々に花を咲かせます。そのため、成長に多くの水と肥料が必要となり、水切れや肥料切れを起こすと株が弱ってしまいます。

株が小さいうちは根腐れなどを防ぐため、水のやりすぎに注意が必要ですが、株が大きくなったら多くの水が必要です。土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。夏場は朝夕2回やってもよいでしょう。

地植えの場合、根が定着した後は自然の雨だけで育ちますが、晴れの日が続いて土が乾燥している場合は水やりをしてください。

また、肥料は植え付け2週間後から1週間に一回程度の割合で液肥を与えるほか、月に一度の割合で追肥を施すとよいでしょう。

肥料をやりすぎたり栄養バランスが悪いと、株が弱ったり葉だけが茂ったりしますので、株の状態を見ながら調節してください。

花ガラは小まめに摘む

枯れた花をそのままにしておくと、種を作るために栄養を消費して株が弱る可能性があるほか、傷んだ花が原因で病気になることがあります。少し大変ですが、花がたくさんつけさせるためには花ガラは小まめに摘み取るようにしましょう。花ガラは花茎の根元をつまんで横に倒すと簡単に取ることができます。

過湿に注意する

水を好むサンパチェンスですが、過湿状態には弱く株が弱ったり病気になったりします。水はけのよい土を使い、株が小さいうちや切り戻しなどを行った後は、水やりを控えめにします。鉢などで育てる場合、容器が大きすぎると過湿になりやすいので注意が必要です。

土が減ったら増土する

鉢などを使って育てていると、水やりで土が減ってしまうことがあります。株元の土が減ると根が浅くなって栄養や水を吸収できる量が減ってしまいますので、土が減っていたら減った分だけ増土するとよいでしょう。

株が大きくなったら切り戻す

成長が早く旺盛に育つサンパチェンスは放置しているとどんどん茎が伸びて株が大きくなります。株が大きくなると花も増えますが、根が疲れて弱ってしまったり、花つきが悪くなったりします。

ある程度育って花姿が乱れてきた、花つきが悪くなったと感じたら、先から茎の長さが1/2~1/3ほどになるよう切り戻してください。一時的に花が減りますが、しばらくすると再び花が咲きます。

株がそれほど大きくない場合は、切り戻しをする必要はありません。

まとめ

水と肥料を切らさないよう注意していれば、旺盛に育つサンパチェンスは、鉢植え、プランター植え、地植えなどで育てることができます。

直射日光に強く夏の日差しにも耐えますが、気温が高いと水分の蒸発量が増えるため、日中は花や葉が萎れることもあります。

また、梅雨の時期などは雨で過湿になりやすいため、気候などに合わせて移動できる鉢植えやプランター植えがおすすめです。

 

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