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樹木・果樹・庭木にかかせない。来春の栄養源になるお礼肥や寒肥の与え方。

花木や果樹などの樹木を育てるうえで重要な寒肥やお礼肥は、翌年の成長を支える栄養源となり、その与え方によって花つきや実つきに差が出てくるといわれています。作業自体は簡単ですが、肥料の選び方にコツがあり、与え方次第で効果も変わってきます。
今回は、お礼肥と寒肥の与え方を紹介します。

 

お礼肥とは

お礼肥とは、花や果実などをつけた後の庭木や果樹の回復を促すために与える肥料のことです。人間に例えると、スポーツの後や病気明けに体力回復のために栄養価の高い食事を取るようなものです。
樹木を素早く回復させ、次のシーズンのための栄養を蓄えられるよう促すための肥料ですので、効果が早く表れる肥料が適しています。
花や果実の収穫が終わった後に与えるため、どの時期に与えるかは樹木の種類によって異なりますが、花の後はリンを多く含んだ粉状の肥料、実の収穫後は栄養を多く消費しているため栄養価の高い化成肥料を選ぶとよいでしょう。鉢植えの場合は粉状の肥料や栄養分が多い肥料を使うと肥料やけを起こしやすいため、効果が出るまで少し時間がかかるペレット状の固形肥料や成分が薄い液体肥料が適しています。
花の後、収穫後から二か月以内に肥料を施さないと、翌年の花つきや実つきに影響が出るので、できるだけ早い時期に与えてください。

寒肥とは

寒肥は寒さで成長が止まる休眠期の間に、翌年の成長のための栄養を蓄えるための肥料です。春に備えて冬の期間を過ごすための保存食のような役割であるため、即効性が高い肥料ではなく、ゆっくりと効果が出る牛ふんや油かすといった有機肥料が適しています。
寒肥を与える時期は12月から2月が目安ですが、雪が多い地域では雪が降る前の11月に与えることも多いようです。

お礼肥・寒肥の与え方

植物は根の先端から栄養を吸収するため、お礼肥も寒肥も木の根元から少し離れた根の先端あたりに施します。どのあたりかわからないときは、一番広がった枝の真下くらいの距離を目安にするとよいでしょう。
木の幹を中心に円を描くように深さ10cm程度の溝または穴を掘って肥料を入れ、土をかぶせて水をまきます。
土を掘るときに根を傷つけたり、肥料が根に直接触れたりしないよう注意しましょう。

まとめ

樹木によってはお礼肥と寒肥を与える時期が近く区別がつきにくいことがありますが、与える目的はそれぞれ異なり、目的に合わせて肥料の種類を選ぶ必要があります。与えるタイミングや種類によっては翌年の成長が悪くなってしまいます。また、与える量が多すぎたり成分が濃すぎたりすると肥料や目の原因になりますので、用途や樹木にあった肥料を選び、与えすぎないよう注意して与えてください。

 

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