初心者向け!味や香りを楽しめる大人気のハーブの種まき時期について。
料理やポプリなどに利用できるハーブ類は、害虫被害に遭いにくく生育が旺盛な種類が多いため初心者でも育てやすいことで知られています。花壇はもちろん鉢やプランターで育てることもできるハーブですが、種まきの時期はいつごろなのでしょうか。
今回は、代表的なハーブの種まき時期と、ハーブの種まきの注意点をご紹介します。
代表的なハーブの種まき時期
ハーブの種まき時期は主に春と秋です。ローズマリーやラベンダーなどの常緑低木のハーブは一度植えると何年も咲き続けますが、カモミールやコリアンダーなどは一年草のため、毎年収穫するためには毎年種をまく必要があります。
【カモミール】
カモミールの種まき時期は、3月中旬〜4月の春と9月〜10月の秋の年2回です。秋にまくと越冬して翌年の初夏頃、春まきはその年の初夏に収穫となります。春にまくと株が大きく成長する前に開花・収穫となるため、秋まきすることが多いです。
【バジル】
バジルの種まきの時期は、4~5月頃の暖かくなり始めた時期です。気温が低いと成長が悪くなるため、早くまきすぎないよう注意しましょう。
【コリアンダー】
コリアンダーの種まき時期は、4月〜7月の春から夏にかけてと9月中旬〜10月中旬の秋の年2回です。暖かい時期は花が咲いて枯れてしまうため、春まきよりも秋まきがおすすめですが、寒冷地では秋にまくと枯れやすいため春まきの方が適しています。
【ペパーミント】
ペパーミントの種まき時期は、3月〜6月の春から夏にかけてと9月〜11月の秋の年2回です。繁殖力・生育力旺盛な多年草なので一度植えれば何年も収穫できます。
【ローズマリー】
ローズマリーの種まき時期は、4月〜5月の春から夏にかけてと9月〜10月の秋の年2回です。種まきから発芽までの期間が長いため、種からではなく苗から育てるのが一般的です。常緑性低木なので一度植えれば何年も花や収穫を楽しむことができます。
【ラベンダー】
ラベンダーの種まき時期は、3月〜4月の春から夏にかけてと9月〜10月の秋の年2回です。生育適温は15~25℃前後であるため、種まきの後気温が下がっている秋よりも暖かくなる春の方がおすすめです。種から育てると開花まで2年程度かかるため、早く花を楽しみたいという人は苗から育てるとよいでしょう。常緑性低木なので一度植えれば何年も花や収穫を楽しむことができます。
種まきの注意点
ハーブは生育力や繁殖力が強いものが多いため初心者でも育てやすいという反面、繁殖力が旺盛すぎてほかの作物の成長を阻害してしまったり、株が大きくなりすぎたりすることがあります。特にミント類は繁殖力が強いため他の植物と離して植え、増えすぎないよう管理する必要があります。また、アップルミントやパイナップルミント以外のミントは地下茎で増えるため地植えではなくプランターや鉢などで育てた方が管理しやすいでしょう。
ローズマリーやラベンダーなど常緑性低木のハーブや多年生のハーブは数年先を見越してまく場所・植える場所を決めましょう。
まとめ
ハーブの種まき時期は品種や地域、その年の気候条件などによって異なります。種の袋に書かれている時期を確認し、栽培環境などに合わせてまき時を決めるとよいでしょう。