晩生玉ねぎの収穫時期は?最適なタイミングの見極め方と長期保存の裏技
玉ねぎは収穫タイミングによって保存性や味わいが大きく変わる野菜です。
なかでも「晩生(おくて)玉ねぎ」は育成期間が長く、収穫適期の見極めが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、晩生玉ねぎの特徴と収穫時期の目安、さらに長く保存するための乾燥・保管のコツまで、初心者向けにやさしく解説します。
晩生玉ねぎの特徴と収穫時期の目安
玉ねぎは大きく分けて「早生」「中生」「晩生」の3タイプがあります。
晩生玉ねぎは、植え付けから収穫までが約6〜7か月と最も時間がかかりますが、長期保存に適しているのが特長です。
主な収穫時期は6月中旬〜下旬。地域や気候によって若干前後しますが、梅雨入り前後がひとつの目安となります。
収穫タイミングの見極め方
晩生玉ねぎの収穫は「見た目」が最も重要な判断材料です。以下の3点を確認しましょう。
- 葉が8割以上倒れている
自然に倒伏し始めたタイミングが収穫適期のサインです。無理に倒してはいけません。 - 葉が黄ばんで枯れかけている
葉が完全に枯れる直前が最適な収穫タイミング。放置しすぎると傷みやすくなります。 - 玉の大きさが十分に育っている
葉の根元を軽く押さえ、玉の太り具合を確認します。十分に締まっていれば収穫可能です。
これらのサインがそろったら、晴れが続く日を選んで収穫しましょう。
雨上がりの収穫は腐敗の原因になるため避けるのが無難です。
収穫後の乾燥と保存方法の基本
収穫した玉ねぎは、そのままでは保存できません。必ず「乾燥処理」を行いましょう。
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日陰で風通しのよい場所に1週間程度干す
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葉と根を切るのは乾燥後。乾きが足りないと傷みやすくなります
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首の部分(葉と玉の境目)がしっかり乾けば保存可能
保存方法としては、「吊るす」「ネットでまとめる」「新聞紙で包む」などがあります。いずれも共通して重要なのは、風通しを良くし、湿気をためないこと。直射日光や高温多湿の場所は避け、冷暗所で保存するのが理想です。
まとめ
晩生玉ねぎを美味しく、長く楽しむには、収穫の見極めと乾燥・保存の基本を押さえることが大切です。
葉の倒れ具合や色の変化に注目し、適切なタイミングで収穫すれば、秋〜冬まで問題なく保存できます。
タイミングを逃さず、ひと手間かけて乾燥させるだけで、家庭菜園の収穫がより満足のいくものになります。ぜひ、今年の収穫ではこのポイントを意識してみてください。
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