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にんじんの種まき、いつがいい?ベストな時期と種まきから収穫までの育て方

家庭菜園でにんじんを育ててみようとすると

「種まきっていつするの?」「どうやって育てるんだろう?」など、さまざまな疑問が浮かぶのではないでしょうか?

そんな疑問を解消するために、この記事では「にんじんにぴったり種まき時期・収穫までの育て方の基本」をやさしく解説します。

 

にんじん

にんじんの種まきに最適なタイミングとは?

チャンスは年2回!”春まき・夏まき”って?

にんじんには、種まきのチャンスが年に2回あるって知っていましたか?
実は、一般地では春まき(3月中旬〜4月上旬)と夏まき(6月下旬〜7月中旬)が種まきに最適なタイミングなんです。
うまく育てば、それぞれ夏・秋から冬にかけて収穫できます。

発芽に適した気温は15〜25℃前後のため、気温が上がりすぎる真夏は避けるようにしましょう。

早まき・遅まきで注意すること

種をまくタイミングが早すぎると、気温が低すぎて発芽しにくくなり、逆に遅すぎると高温や乾燥によって苗がうまく育たないことがあります。
こういった影響により生長が遅れると、収穫の時期に間に合わず、にんじんが細くなったり割れたりしてしまいます。

栄養価や味、食感にもつながるため、気温と天気予報を確認しながら種をまくようにしましょう。

地域ごとの最適な種まき時期とは?

にんじんの種まき時期は、お住まいの地域によっても違いがあります。
これは、気温の差が影響しているためです。

暖地では、あたたかい季節が訪れるのが寒冷地より早いため、春まきを一足早く2月中旬から3月下旬に進めます。また、他の土地と違って夏まきはせず、代わりに晩夏まきを9月上旬から中旬に行います。
寒冷地では寒い時期が長いため、春まきを4月上旬から5月中旬、夏まきを6月上旬から7月中旬に行います。

地域ごとに適した時期を選ぶことで、よりおいしいにんじんを育てることができるのです。

にんじんを収穫するまでの育て方

種まきから間引きまでの流れ

種まきの際には、「条まき(すじまき)」という方法で行います。にんじんの種が重ならないように間隔をあけ、土を5mm〜1cmほどかぶせます。
発芽後は間引きし、葉が5・6枚揃ったタイミングでにんじんの間隔を6~10cm程度に整えることで、根が太く育つスペースを確保することが大切です。

水やりと日当たりのコツ

発芽後は、土を乾燥させないようにこまめに水やりをしましょう。ただし、過湿は根腐れの原因になるため、やりすぎには注意しましょう。
また、日当たりと風通しの良い場所で育てると、根の生育がよくなります。

収穫時期の目安は約100日!

にんじんは種まきから約100日ほどで収穫できます。
葉の根元が盛り上がり、土の表面ににんじんの肩が見えてきたら収穫のサインです。収穫が遅れると割れたり硬くなったりするので、タイミングを見て収穫しましょう。

にんじんの育て方についてまだまだ詳しく知りたい方は、こちらも合わせて読んでみてください。

 

にんじんをより上手に育てるコツはこちら

家庭菜園をもっと楽しみたい方へ

にんじんは、種まきのタイミングを押さえれば家庭でも楽しみやすい作物です。おいしいにんじんを育てるために、種まきや間引きのポイントをしっかり抑えましょう。

グリーンワークスでは、他にも家庭菜園に役立つ情報を多数発信しています。
「家庭菜園で他の作物を育てたい」と思った方は、気になる記事を探してみてください!

 

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