目隠し用やサイズなど、目的別のシンボルツリーの選び方と、おすすめのシンボルツリー9つ。
家の庭や玄関前のスペースにシンボルツリーを植えたいと思っても、どんな木を選べばよいのか、どう選べばよいのかわからないということもあるのではないでしょうか。そこで今回は、シンボルツリーの選び方とオススメのシンボルツリーを紹介します。
シンボルツリーの選び方
シンボルツリーを選ぶときのポイントは「何を目的に」「どのくらいの大きさ」「どこに」「どのような見た目」が重要なポイントとなります。樹木の苗は野菜などに比べると高額で、一度植えたら撤去するのが大変なため、事前に何を植えるかしっかり調べ、検討しておきましょう。
【目的で選ぶ】
シンボルツリーには「目隠し」「家の目印」「庭を広く見せる」「季節感を楽しむ」といった役割がありますが、何を目的とするかで選び方が大きく変わります。
例えば「目隠し」が目的であれば、ある程度の高さと幅のある樹木がよく、冬でも葉が落ちない常緑樹が適しています。「家の目印」なら珍しい木や目立つ木がよいでしょう。まずは目的から候補を絞ってみてはいかがでしょうか。
【サイズで選ぶ】
木を選ぶときは植える場所や用途によって高さ、幅、根の張る範囲などを選ぶ必要があります。
例えば、目隠しに利用するなら、ある程度の高さがあるほうがよいですが、あまりに高いと剪定などが難しくなります。狭い庭なら高い木の方が視覚効果で庭が広く見えますが、根の張る範囲が広いと邪魔になってしまいます。植える場所と用途に合ったサイズの木を選びましょう。
【環境で選ぶ】
植物にはそれぞれ、暑さ寒さ・水はけ・日光の当たり具合など好む環境があります。好む環境と植える場所の環境が合わなければ、生育が悪くなったり枯れたりする原因になるので、気候や環境に合うものを選びましょう。
【外観で選ぶ】
木はそれぞれ樹形、葉や花の形、色などが異なるため、木によって「和」には合うけれど「洋」には合わないといったケースもあります。
例えば、常緑樹を選ぶ場合、和であればヒノキ、洋であればオリーブなどがよいでしょう。エクステリアの一部としてこだわってみてもよいでしょう。
おすすめのシンボルツリー
【常緑樹】
・シマトネリコ…乾燥や寒さに比較的強く、生長速度が速い
・シラカシ…日当りの悪い場所や、寒くて水はけの悪い土地でも育つ。和モダンな庭にマッチし、ドングリの実がなる
・オリーブ…乾燥や虫に強く育てやすい。洋風の庭にあう。
【落葉樹】
・カツラ…暑さや寒さ、害虫に強く育てやすい。大きく育つのである程度広さが必要
・イロハモミジ…乾燥と直射日光に弱いが、剪定などの手間がかからず育てやすい。玄関前や坪庭などに最適
【花木】
・エゴノキ…初夏に白い星型の花を咲かせる。枝幅があるため単体で植えても見栄えがよい
・サルスベリ…夏から秋にかけて赤やピンクの花を咲かせる。直射日光や暑さに強く、大きくなりすぎない
・キンモクセイ…オレンジ色の小花と独特な香りが魅力。目隠しにも適している
・ジューンベリー…春は花、夏は果実、秋は紅葉を楽しめる。耐寒性が強く病害虫が少ない。果実は生食可能
まとめ
このほか、ソヨゴ、ヤマボウシ、ハナミズキなどもシンボルツリーとして利用されます。剪定の手間や成長速度なども参考にするとよいでしょう。シンボルツリー選びで悩んだときは、ぜひ当社にご相談ください。