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ホクホクかしっとりか、食感や作りたい料理で選ぶ春ジャガイモの品種6つ。

ジャガイモはでんぷん量や肉質によって食感が変わるため、料理に合わせて品種を選ぶとよりおいしく食べられます。

しかし、スーパーなどでは目当ての品種のジャガイモを扱っていないことがあるため、作りたい料理に合わせて品種を選ぶというのはなかなか難しいのではないでしょうか。家庭菜園であれば流通量が少ない品種のジャガイモを育てることもできるので、料理に合わせて品種を選ぶことができます。

今回は、食感や合う料理別の春ジャガイモの品種を紹介します。

ホクホク系

ホクホク系のジャガイモはやや粉っぽく、口に入れるとホロホロと崩れるような食感が特徴です。全体的に煮崩れしやすいため、煮物などには向いていませんが、コロッケや粉ふきいも、フライドポテトなどに向いています。

 

【男爵】

男爵はホクホク系ジャガイモの代表的な品種で、スーパーなどでもよく見かけることができます。成長が比較的早いため、梅雨入り前に収穫シーズンを迎えるなど、初心者でも育てやすいでしょう。

 

【グラウンドペチカ】

グラウンドペチカはデストロイヤーとも呼ばれる赤紫色とまだら模様が特徴のカラフルポテトです。ジャガイモに比べるとややねっとりした食感で、コロッケや粉吹き芋だけではなく、カレーや煮物にも利用できます。

ねっとり系

粘り気があり、もっちり・ねっとりした食感のジャガイモは、水分量が多いためコロッケなどには向いていません。しかし、煮崩れしにくいためカレーや肉じゃがなどの煮込み料理に適しています。

 

【メークイン】

メークインはねっとり系ジャガイモの代表的品種で、スーパーなどでもおなじみのジャガイモです。低温貯蔵すると甘味が増すという特徴があり、ほとんど煮崩れしないので煮込み料理に最適です。種芋の入手も簡単なので手軽に栽培できます。

 

【とうや】

とうやはメークインに比べるとややホクホクしていますが、粉っぽさはあまりなく煮崩れしにくいので、炒め物や煮物に適したジャガイモです。病害虫に強く大きく育つため、初心者でも育てやすい品種です。

 

【シンシア】

シンシアは滑らかでねっとりとした食感が特徴の品種で、煮崩れしにくく煮込み料理や炒め物に向いています。とうやなどに比べると種芋が手に入れにくいですが、スーパーなど市場に出回っている数が少ないため、家庭菜園でぜひ挑戦したい品種です。

 

【ニシユタカ】

ニシユタカは、温かい地域での栽培に適したジャガイモで、種芋を手に入れやすい、たくさん収穫できるなどの理由から初心者向けの品種といわれています。

適度なねっとり感としっとりした食感が特徴で、煮崩れしにくく煮込み料理に最適です。

まとめ

このほか、深いコクがありジャガバターにピッタリなホクホク系の「インカのめざめ」や、油との相性が良くフレンチフライやポテトチップスに最適な「こがね丸」「北海こがね」も春植えのジャガイモです。

品種によって味や収穫量などの違いはありますが、基本的な栽培方法は同じなので、食感の好みや用途に合う品種を選んで育ててはいかがでしょうか。

 

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