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紫のシャドークィーン、真っ赤なノーザンルビーなど、ぜひ挑戦してみたいジャガイモの変わった品種

世界中で栽培され、サラダやコロッケ、ポテトチップスなどさまざまな料理に利用されているジャガイモはメークイーン、男爵、馬鈴薯などのように黄色っぽい皮と果肉の品種が代表的です。

しかし、ジャガイモの中には一般的なジャガイモとは違う変わった見た目の品種も多数存在します。

今回は、家庭栽培でぜひ挑戦してみたい一風変わったジャガイモの品種を紹介します。

シャドークイーン

シャドークイーンは北海道で開発された、黒紫色の皮と赤紫の果肉が特徴のジャガイモです。サツマイモに似た食感で、煮ても形が崩れにくく、どんな調理にもよく合います。加熱しても色が落ちないのも大きな特徴で、その鮮やかな色を活かした料理に最適です。

ノーザンルビー

ノーザンルビーは北海道で開発されたジャガイモで、名前の通りルビーのような濃いピンク色の果肉が特徴です。形はメークインに似た長い楕円形で、芽が浅く、サツマイモに少し似ています。

ややねっとりとした食感で煮崩れしにくく、加熱しても色落ちが少ないため、ポテトフライやチップス、サラダやマッシュポテト、ポタージュスープなどに使うと、味だけではなく目でも楽しむことができます。

シェリー

シェリーはフランス原産のジャガイモで、ピンクがかった赤い皮と鮮やかな黄色の果肉が特徴です。芽が少なく皮が滑らかでツルツルとしておりメークインに似た長楕円形をしています。

ホクホクとねっとりを兼ね備えた食感で甘味があり、低温貯蔵するとさらに甘味が引き立ちます。

旬の時期が短く生産量も少ないため、スーパーなどではなかなか手に入らない珍しい品種です。

アンデスレッド

アンデスレッドは「レッドアンデス」「アンデス」「ネオデリシャス」「アンデス赤」と呼ばれることもあるジャガイモで、赤い皮とオレンジがかった黄色の果肉、果肉の一部がところどころ赤く染まっていることが特徴です。

男爵に似たゴツゴツとした形で、加熱するとホクホクとした食感とクリーミーな舌触り、濃厚な甘みが楽しめます。

大きさはやや小ぶりですが、繁殖力旺盛で一株当たりの収穫量が多く、家庭菜園でも人気の品種です。

グランドペチカ

グランドペチカは「デストロイヤー」という名前でも知られる品種で、赤紫の皮に赤褐色のまだら模様がついた見た目が特徴です。

一見すると毒々しくてあまりおいしくなさそうに見えるかもしれませんが、果肉は一般的なジャガイモと同じ黄色で、加熱するとホクホクとした食感と心地よい香りを楽しむことができます。

貯蔵性がよく、煮物、揚げ物、焼き物などさまざまな料理に利用できます。

ドラゴンレッド

ドラゴンレッドは長崎県で開発された皮も果肉も赤いジャガイモです。芽が浅くツルりとしており、卵のような楕円形をしています。色は加熱すると抜けてしまいますが、ホクホクとねっとりの中間くらいの食感で、どんな料理にも利用できます。

また、旬の時期が秋から冬のシーズンと、春から夏の年二回あるので、春植えでも秋植えでも収穫できるのが魅力です。

まとめ

大型スーパーなどでは見かける機会も増えた変わった品種のジャガイモですが、一般的な黄色いジャガイモに比べると流通量は少なく、産地以外ではほとんど出回っていない品種もあります。

入手しにくい作物を育てるのも家庭菜園の楽しみの一つですので、ぜひ栽培してみてはいかがでしょうか。

 

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