初心者におすすめ。秋に植えて春に楽しめる切花苗8つ
気温が下がり過ごしやすくなる秋は、春に咲く花の植え付けをするシーズンです。冬の寒さに耐えられる植物もありますが、根が育っていないうちに寒さにあたると枯れてしまうことも多いので、生育にあった気温になったら出来るだけ早く植えて、冬までに根を充実させておきましょう。
今回は、秋に植えて早春から楽しめる切花向きの花を紹介します。
秋から春まで咲く花
寒い冬は花が少なくガーデニングも休みとなることが多い時期ですが、冬に咲く花もあります。冬に咲く花は鉢植え向きの花が多いですが、切花向きの花もあります。
【ストック】
ストックは直線的な花茎たくさんの花が穂状に咲く見た目が特徴的な花で、香りがよく色も豊富なことから人気の高い花です。秋に流通する苗を植えると秋から春まで長く花を楽しめます。耐寒性が強く放置気味でもよく咲きます。
【ウィンターコスモス】
ウィンターコスモスは「ビデンス」とも呼ばれるキク科の花です。秋に植え付けると12月ごろまで咲き、寒さの厳しい時期は花つきが悪くなるものの春になると再び開花を始めます。
早春に咲く花
早春に開花期を迎える花は秋の終わりごろに球根を植える花が多く、苗から育てる花は少なめです。
【キンセンカ】
キンセンカは早春から初夏にかけて、橙色や黄色の花を次々に咲かせてくれるキク科の花です。耐寒性が強く丈夫なため、初心者でも簡単に育てられます。
春本番から初夏にかけて咲く花
気温が上がり始める4月ごろになると花が増えはじめます。切花に合った丈の高い花も多くなります。
【カンパニュラ】
カンパニュラは釣鐘型の青や紫の花を咲かせるキキョウ科の花です。気温が高くなる5月から7月頃までさわやかな色の花を咲かせてくれます。
【キンギョソウ】
キンギョソウはまっすぐ立った茎に金魚のような形の花が穂状につく姿が特徴的な花です。花色が豊富で4月から6月頃まで楽しめ、切花はもちろん花壇用にも人気があります。
【除虫菊】
除虫菊はマーガレットに似た見た目の花で「ピレスラム」と呼ばれることもあります。株が大きくなっていないと花が咲かないため、苗から育てても春に開花しないことがありますが、二年目以降は5月頃に花を咲かせるようになります。肥料をしっかり与える必要がありますが、管理は簡単です。
【アスター】
アスターはエゾギクとも呼ばれるキク科の花です。一般的には春に種をまいて真夏に開花期を迎える花ですが、秋に苗を植えると春の終わりから初夏に花を咲かせます。花もちがよく、仏花として使われることが多い花です。
【シャスターデージー】
シャスターデージーはマーガレットに似た花を咲かせるキク科の常緑多年草です。常緑なので冬も庭が寂しくならず、五月中旬以降に花を楽しめます。一重、八重、丁子咲きがあり、好みの花姿を選ぶことができます。
まとめ
切花として楽しむには草丈20㎝以上の花が適しています。今回紹介した花の中には丈が低い品種と丈が高い品種が混在している花もありますので、苗を選ぶときは草丈を確認してから購入してください。