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最初の実(一番果)はあまり大きくしない方がいい?キュウリの育て方のポイント5つ。

夏に収穫シーズンを迎えるキュウリは、比較的育てやすく家庭菜園でも人気が高い野菜ですが、思ったよりも収穫できずに終わってしまうことも少なくありません。収穫量を増やすには苗選びや土づくり、摘芯などさまざまなポイントがありますが、収穫シーズンはどのようなポイントに注意すればよいでしょうか。

一番果と二番果は大きくしない

品種などによって異なりますが、キュウリの一番果や二番果がつくのは一般的に株を大きく育てる時期です。

そのため、一番果を大きく育てようとすると栄養が全て実に使われてしまい、株が大きく育たずそれ以降の花や実の数が少なくなってしまいます。一番果や二番果は大きくせず、10cm程度で収穫するとよいでしょう。

小さめで収穫する

キュウリは収穫せずに放置していると実がどんどん大きくなり、ヘチマのようなサイズにまで成長することがあります。

しかし、大きくなりすぎたキュウリは皮や種が固いなど食味が悪いだけではなく、水分や栄養をたくさん消費して株が弱る原因になってしいます。

実をつけたままにせず、品種ごとの適正な収穫サイズからやや小さいサイズで収穫しましょう。また、最も勢いがある時期は朝夕二回収穫を行ってもよいでしょう。

水と肥料を切らさない

実のほとんどが水分でできているキュウリの成長には、水が欠かせません。水不足になると、実の中に空洞ができるだけではなく、株が弱って枯れてしまうこともあります。気温が高い時期は朝夕二回水やりをするなど、水を切らさないよう注意しましょう。

また、継続的に実や花をつけるためには肥料が欠かせません。定期的な施肥で草勢を保つようにしてください。ただし、窒素過多になると葉ばかり大きくなって花が付きにくくなるので、注意しましょう。

巻きひげは切らなくてもいい

脇芽のようにひょろひょろと伸びてくる巻きひげは、支柱やネットに巻きついて枝やツルを支える役割を持っています。

そのため、巻きひげを切ってしまうと、実の重みで枝などが折れてしまう可能性があります。他の枝などに絡まってしまう場合などは切ってもよいですが、基本的には切る必要がなく、風などで株を傷めないためにもできるだけ切らないほうがよいといえます。

奇形果に注意する

極端に曲がる、二股に割れる、先端が極端に細くなるなどの奇形化は、主に水不足や肥料不足、日照不足などが原因で起こります。奇形果ができたら、水や肥料の過不足など、栽培環境を見直すとよいでしょう。

まとめ

キュウリの収穫量を増やすためには、収穫期が始まったら株を弱らせず草勢いを保つことが重要となります。水や肥料を欠かさないのはもちろん、実が大きく育ちすぎないよう、早め・小まめの収穫を心がけるとよいでしょう。

 

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