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プランターで挑戦してみたい!品種選びなど、ニンニクのプランター栽培のコツ4つ。

滋養強壮の効果があり、イタリアン、中華、韓国料理など幅広い料理に使えるニンニクは、地植えでないと育てられないというイメージがありますが、プランターを使って栽培することも可能です。土質をあまり選ばず病害虫にも強いニンニクは、初心者に向いており、収穫まで育てるのも比較的簡単です。

今回は、ニンニクのプランター栽培のコツを紹介します。

環境に合った品種を選ぶ

ニンニクは土質をあまり選ばず比較的どんな場所でも良く育ちますが、生育環境に合った品種を選ばないと生育が悪くなり、球も大きくなりません。

ニンニクには大きく分けて、「冷涼地(寒冷地)向け」「中間地向け」「暖地向け」があります。園芸店などで種球を購入するときは地域に合った品種を選ぶようにしましょう。

また、スーパーなどで購入したニンニクから芽が出た場合、それをタネに使うこともできます。しかし、地域に合った品種ではない可能性があるほか、ウイルスなどに感染している可能性がありますので、あまりおすすめしません。

プランターは深さ20cm以上

ニンニクは玉ねぎなどと同じ根菜類です。土の中にある程度のスペースがないとうまく成長できず、思うように収穫できません。

品種によって必要な深さは異なりますが、プランターは深さ20cm以上の品を選びましょう。深型プランターであればベストです。

乾燥と過湿に注意する

ニンニクは過湿を嫌うため、水をやりすぎないようやや乾燥気味に育てますが、極端な乾燥にも弱いため、ある程度保水力のある土を使って育てる必要があります。

市販の野菜用の用土をそのまま使うのもよいですが、腐葉土などを混ぜておくとニンニクに適した土になります。

プランターは排水性をよくするために、鉢底石を入れておきましょう。

水やりのペースは、土の表面だけではなく土の中まで乾燥したときにたっぷり与えるくらいで構いません。成長が遅くなる冬は水やりを控えてください。

また、一般的な野菜は種を植えた後は芽が出るまで毎日水やりを行いますが、ニンニクは毎日水やりをすると種が腐ってしまう可能性があるため、発芽するまで水やりをしなくてもよいよう、植え付ける際に土にたっぷり水を染み込ませてから植え付けます。

風や日光に当てる

ニンニクは風通しと日当たりの良い場所を好みます。風と日光にしっかり当てて育てましょう。

冬の寒さに当たると枯れてしまうのではないかと心配になるかもしれませんが、ニンニクは寒さに当たることで質が良くなります。屋内ではなく屋外での栽培がおすすめです。

まとめ

ニンニクは生育期間が長い野菜ですが、病害虫にかかりにくく水やりなどの手間もあまりかからないため、「秋に植えたらほったらかしでいい」といわれています。

プランター栽培の場合、地植えよりも水切れや肥料切れを起こしやすいため少し手間が増えますが、地域に合った品種を選んでニンニクに合った土に植え付けておけば順調に育つので、ぜひ挑戦してみてください。

 

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