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イチゴ栽培にマルチって必要?!マルチの意味とかけ方について。

畑でイチゴを育てる時に使用する「マルチ」は、じゃがいもやさつまいも、トマト、ナスなど様々な作物に使われます。
何となく「使わなくてはならないもの」という感覚で使っていることも多いマルチですが、マルチにはどのような意味があるのでしょうか。

 

マルチを使う意味

マルチは畝の表面をおおう農業資材や土の表面をおおうことを指す言葉です。敷き藁やもみ殻、バークチップなども広い意味では「マルチ」と言えますが、一般的に「マルチ」というと黒いフィルムシートを指します。
また、農業資材を指す場合は「マルチシート」や「マルチングフィルム」などと呼ぶこともあります。
マルチには様々な種類や素材のものがありますが、その効果は主に「地温の調節」「雑草の抑制」「乾燥防止」「病気予防」の四つがあります。
なかでも、黒色マルチは保温効果と雑草の抑制効果が高いため、農家や一般家庭などでも多く利用されています。
また、雨で土が流れたり畝が崩れたりするのを防ぐ効果や芋の緑化防止効果もあります。

マルチシートの種類

マルチシートは黒というイメージがありますが、透明や緑、銀などの色があるほか、裏表が白黒になっているもの、銀と黒になっているものもあります。

透明マルチは地温を上昇させる効果が高い反面、光を透過するため雑草抑制効果はありません。黒色マルチは地温を上昇させる効果は透明マルチより低くなるものの、光を通さないため雑草抑制効果が高くなります。緑のマルチは透明マルチと黒色マルチの中間です。

一方、白や銀のマルチは光を反射するため地温上昇を抑制する効果があります。裏が黒い白黒や銀黒であれば雑草抑制効果も高くなります。
また、銀のマルチはアブラムシなどの害虫防除効果もあります。

マルチを選ぶときはどのような効果を期待するかによって適した種類を選ぶことが重要です。

マルチのかけ方

マルチは畝の上部だけではなく側面にもかけるため、畝の幅と高さに合わせてサイズを選ぶ必要があります。例えば、畝幅60cm、高さ10cmの畝であれば幅80cm以上のマルチが必要です。95cm幅のマルチを選ぶとよいでしょう。

 

1:まずはマルチをかける畝の上部が平らになるように均し、次に畝の周囲にマルチシートの裾を埋めるための溝を掘ります。

 

2:畝の端にマルチシートに書かれた中心線が畝の中心に来るようマルチを少しかけ、角の部分を「マルチ押さえ」で仮止めします。

 

3:マルチシートのロールを転がすか、ロールのなかに棒を通して引っ張るかして畝全体にマルチを広げていきます。中心線が畝の中心からずれないよう注意してください。

 

4:端まで広げたら少し長さに余裕を持たせてシートをカットし、ピンと張ってから終点側もマルチ押さえで仮止めします。

 

5:マルチを広げた畝の上に支柱棒などを乗せて風でめくれたりしないようにしてから、シートがたるまないよう軽く引っ張りながらシートの裾を溝に埋めていきます。畝が長い場合はマルチ押さえで仮止めしてから裾を埋めていってもよいでしょう。

 

6:埋めた部分を足で踏んでしっかり固めたら完了です。

まとめ

マルチの役割や効果はさまざまあります。種類によって期待できる効果に違いがあるので、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
イチゴの場合、地温を上げて成長を促したり泥はねなどで実が汚れるのを防いだり、病害虫の被害を防いだりするために使用しますが、マルチがなくても育てることはできます。
マルチが必要かどうか、どのマルチがよいか悩んだときは園芸店のスタッフなど相談するとよいでしょう。

 

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