芝生が元気に育つ肥料とは?種類とお手入れのコツをわかりやすく解説
芝生を青々と保つには、水やりや芝刈りだけでなく肥料による栄養補給が欠かせません。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、芝生に必要な肥料の種類や施肥のタイミング、お庭で実践できるお手入れのコツなどを解説します。
芝生に肥料が必要な理由とは?
芝生は常に刈られることで栄養を消耗しやすく、そのままにしておくと葉が黄ばんだり生育が遅くなったりすることがあります。
さらに、栄養が足りない状態では病害虫や雑草にも弱くなってしまうため、肥料は芝生の健康維持にとても大切です。
芝生に必要な栄養素
芝生に必要な栄養素を知り、目的に合わせて肥料を選ぶことで、健康で美しい芝生を育てられます。
チッ素 … 葉の色を濃くし、成長を促します。
リン酸 … 根の発育を促し、冬越しを助けます。
カリウム … 病気や暑さ、寒さに強い芝生を育てるのに役立ちます。
肥料の種類
肥料にはいくつか種類があります。
与えすぎに注意しつつ、芝生の状態や目的に応じた使い分けをしましょう。
粒状肥料(緩効性)
成分がゆっくりと溶け出すため、長期間効果が持続します。
手間が少ないことから初心者でも使いやすく、年に2〜3回の施肥で十分です。
使い方のポイント:
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広い庭や公園の芝生など、手間をかけられない場所
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状態が安定している芝生の定期メンテナンス
液体肥料(速効性)
効果が早く現れるため、芝生の色が薄いときや元気がないときに向いています。
ただし、定期的に与える必要があり、週1回から月1回の頻度が目安です。
使い方のポイント:
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芝の葉色が悪くなったとき
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成長が鈍っている場所を、部分的に回復させたいとき
有機肥料
動物性や植物性の成分から作られ、土の微生物を活性化させながらゆっくり効きます。
使い方のポイント:
- やせた土の改善
- 長期的なケア
化成肥料
成分が均一で即効性があり、芝生に必要な栄養を安定して与えられます。
使い方のポイント:
- 葉色をすぐに改善したい
- 成長を促したいとき
肥料を与えるタイミング
肥料を与えるのに適したタイミングは年に2~3回あります。
春(3〜5月)に1回、秋(9〜10月)に冬越し前の栄養補給として1回、まくのがオススメです。
夏(6〜8月)は猛暑日と真昼を避けて必要なときに少量、冬(11〜2月)は施肥しません。
地域や芝の品種、肥料の種類によって時期や回数が前後することもあるので、様子を見ながら調整しましょう。
芝生を元気に保つお手入れのコツ
施肥は芝刈り直後が効果的で、葉が短くなるぶん肥料が土・根に届きやすくなります。
肥料をまいた後はたっぷり水やりして肥料焼けを防ぎ、雑草取りやエアレーション(通気性改善)もあわせて行うと、芝生の健康を保てます。
エアレーションについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
芝生の管理で理想のグリーンに
芝生を美しく保つためには、目的に合った肥料選びと施肥のタイミングが重要です。
種類や目的を理解して丁寧にお手入れすれば、ふかふかの芝生に育ちます。
グリーンワークスでは、お庭のメンテナンスや芝生の管理に関するご相談も承っています。
お手入れでお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。