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ベランダで山菜作り?!プランターを使ったミョウガの育て方。

独特な香りと爽やかな口当たりが魅力のミョウガは、料理のアクセントや薬味として活躍する山菜です。

山菜というと「家で育てるは難しそう」というイメージがありますが、ミョウガはプランターでも育てることが可能ですので、一度挑戦してみてはどうでしょうか? 

深めのプランターがおすすめ

ミョウガはショウガ科の植物で、地下茎を伸ばして成長します。土の下にある程度スペースがあるほうが育ちやすいため、ある程度深みがあるプランターを選ぶとよいでしょう。深さが30cm以上あるものが適しています。

ミョウガは水はけのよい土と半日陰を好みます。直射日光が当たらない場所に置き、適した場所がない時は日陰を作るようにしましょう。

植え付け時期と育て方

ミョウガは根株か、苗から育てるのが一般的です。根株の場合は2~3月ごろ、7~8cm程度の深さに眼が上向きになるよう植え付けます。複数植え付ける場合は15~20cm程度間隔を空けましょう。苗の場合は4~5月ごろに植え付けを行います。

土は自分で作ってもよいですが、園芸用品店などで売られている野菜用の培養土で問題ありません。腐葉土が入っている物がおすすめです。

ミョウガは乾燥に弱いので、植え付けたら乾燥防止のために藁をかぶせておくとよいでしょう。藁がない時は腐葉土をかぶせてください。

水やりは毎日欠かさず、プランターの底から水があふれるまでしっかり与えましょう。

本葉が6~7枚くらいに成長したらハサミを使って根元から切り間引きをします。茎が多いとつぼみがつきにくくなるだけではなく、風通しが悪くなって病気の発生につながります。

本葉が5枚以下の時に間引きを行うと、かえって茎が増えてしまいますので注意してください。間引いた茎と葉は入浴剤としても利用できます。

追肥は、化成肥料なら一か月に一回、液体肥料なら一週間に一回程度与えるとよいでしょう。

収穫

ミョウガはタケノコのように土から出てきます。3月に植え付けを行った場合、8~9月ごろに収穫できるようになりますが、ミョウガの収穫時期は安定しないので、時期が近づいたらこまめにチェックしておくとよいでしょう。収穫のタイミングは土から少し顔を出したころ、つぼみがまだ固く締まっている時期が適しています。藁や土に隠れているため見つけづらく、見つけたころには食べごろを過ぎていたということもあるので注意しましょう。花が咲いたミョウガは香りや味が悪くなります。

収穫時期が過ぎたら

収穫の時期が終わったら、地上に出ている茎を根元からカットしてください。一度根を掘り返して肥料を加えて植えなおしてもよいですが、土の上から堆肥をかぶせ、根が枯れないよう定期的に水やりをしておけば翌年も芽が出て収穫することができます。

まとめ

その独特な味わいを好む人も多いミョウガですが、スーパーなどでは新鮮なものが手に入りにくく、食べたくても食べられないということも多い野菜です。自宅で育てれば、いつでも新鮮でおいしいミョウガを楽しむことができます。乾燥にだけ注意すれば育てやすい野菜なので、ぜひ挑戦してくださいね。

 

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