大根もプランターでできる!プランター栽培に適した大根の品種7つ。
「大根を育てる」というと「畑が必要」「本格的な知識が必要」というイメージがあるかもしれません。しかし、大根は育て方さえ知っていればプランターでも育てることが可能です。
今回は、プランターで大根を育てる方法とプランター栽培に適した品種を紹介します。
大根に適したプランター選び
大根は下向きに伸びる根を食べる野菜なので、育てるためにはプランターにある程度の深さが必要になります。
品種によって違いはあるものの、一般的な大根の長さは35~40cm程度、ミニ大根や短形種は20~30cm程度です。
大根は根の上部が地上に出て育つため、地中で育つ大根の長さは実際に収穫できる長さよりも短くなります。そのため、プランターの深さは30~40cm程度あればどんな品種でも育てることができます。
種を多めに蒔いて、間引きしながら育てる
野菜の育て方には種から育てる方法と、苗から育てる方法の二通りがありますが、大根は種から育てます。これは、植え替えなどを行うと根を傷める可能性があるからです。
ビール瓶の底などを押し付けて深さ1.5cm程度の植穴を作り、種を5~6粒程度ばらまきにして土を1cm程度かぶせ、軽く押さえます。
発芽するまでは毎日水をやり、発芽した後は土が乾いたら水やりをします。
発芽して子葉が完全に開いたら間引きを行い3本立ちに、本葉が2~3枚になったら2本立ちに、本葉が6~7枚になったら1本立ちにしてください。間引きをするときは根を傷めないよう慎重に行い、2回目と3回目の間引きのあとは株を安定させるために少し土寄せをするとよいでしょう。
プランター栽培に適した大根の品種
大根は真冬以外であればいつでも種をまける野菜ですが、葉ではなく根を食べることを目的にする場合は春と秋に種をまきます。
春まきの品種
- 耐病総太り二号 青首ダイコン
秋まきの品種
- 耐病総太り 青首ダイコン(春まきも可)
- 優等生 青首ダイコン(春まきも可)
- YRくらま 青首ダイコン
- 三太郎 白首ダイコン(春まきも可:ミニ大根)
- ころっ娘 青首ダイコン(ミニ大根)
- 味いちばん 青首ダイコン(春まきも可:ミニ大根)
まとめ
品種に合った深さのプランターと土さえ用意すれば、間引き以外の手間がほとんどかからない野菜です。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
なお、植える種を一つにすれば間引きの手間が減るように感じるかも知れませんが、大根は株同士を競争させないと育ちにくくなるという性質があるため、面倒でも多めに植えて間引きしながら育てる必要があります。