初心者向けな秋植え球根5選!それぞれの育て方を教えてください。
夏と冬の間に挟まれ気候的に過ごしやすい秋は、翌年の春以降に花を咲かせる球根植物の植え付けシーズンです。
秋植え球根は人気の花が多く、温度や湿度的にも管理がしやすいことから初心者にも向いており、上手に管理すると何年も花を楽しむことができます。
今回は、初心者向けの秋植え球根をご紹介します。
アネモネ
水はけがよく日当たりの良い場所に植え付け、植え付け直後は土が乾いたら水やりをします。発芽後は土の表面が白っぽくなったら水やりをします。地植えの場合は水やりの必要はありません。
また、地植えの場合は植え付け時の元肥だけで十分ですが、鉢植えの場合は開花期に2週間に1回程度のペースで液体肥料を与えてください。
夏ごろから地上部が枯れて休眠期にはいります。過湿で球根が腐らないよう注意する必要がありますが、基本的には植えっぱなしで構いません。
5度以下の低温に当たらないと花を咲かせないため、屋外に出して冬の寒さにしっかり当てて育てましょう。
スイセン
直射日光が当たらない日当たりのよい場所と排水性と水持ちのよい土を好みますが、強健で土をあまり選ばないため、場所にこだわらず育てることができます。
土の表面が乾いたら水やりをします。地植えの場合は水やりの必要はありません。肥料は基本的に必要ありませんが、鉢植えの場合は開花期に2週間に1回程度のペースで液体肥料を与えてもよいでしょう。
夏は基本的には植えっぱなしで問題ありません。乾燥に弱いので、葉が完全に枯れるまでは水やりを欠かさないよう注意してください。寒さに当てないと花が咲かないため、冬も屋外で育てましょう。
ヒヤシンス
土での栽培はもちろん水耕栽培にも適した秋植え球根の花です。水はけのよい土と日当たりのよい場所で育て、土の表面が乾いたら水やりをします。地植えの場合は水やりの必要はありません。開花期に1週間から10日に1回程度のペースで液体肥料を与えましょう。
夏は植えっぱなしで問題ありません。寒さと日光に当たることで花つきがよくなるため屋外での栽培がおすすめです。
スノーフレーク
半日陰でも育ちやすく植えっぱなしでも育つ初心者向きの花です。
葉のある期間は土の表面が乾いたら水やりをします。地植えの場合は水やりの必要はありません。鉢植えの場合、開花期の最初に液体肥料を少量与えましょう。
葉が枯れてきたら水やりをやめてそのまま休眠させます。株が込み合ってきたら株分けなどが必要ですが、数年は植えっぱなしで問題ありません。
クロッカス
日当たりのよい場所と水はけのよい土を好みます。葉がない時期は半日陰でもかまいませんが、葉がある時期は半日以上日が当たる場所で育てましょう。
乾燥に弱いため、秋から春までは極端に乾かさないよう注意して水やりを行います。鉢植えは水切れを起こさないよう注意してください。
肥料は開花後に液体肥料か固形肥料のどちらかで追肥をしましょう。
花や葉が枯れたら水やりをやめ、植えっぱなしで管理します。
まとめ
秋植え球根の花は早春に咲く花から夏頃に咲く花まで種類が多く、花姿や色、草丈など好みに合わせて選ぶことができます。
数年間植えっぱなしでよい花も多いので、少ない手間で庭を彩りたい方にも最適です。
球根の植え付けシーズンを過ぎてしまったという場合は春に出回る苗を植え付ければ翌年以降も楽しめるので、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。