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チューリップを翌年も咲かせたい!球根の掘り上げ・保存・埋め方解説

春の庭を彩ってくれたチューリップ。咲き終わったあとは「そのまま放置していいの?」「来年も咲かせたいけどどうすれば?」と迷う方も多いのではないでしょうか。実は、チューリップの球根を翌年も再利用するには、適切な手入れと保管が欠かせません。

 

ここでは、ガーデニング歴1〜5年ほどの方でも失敗しづらい、チューリップの球根を翌年咲かせるための基本の手順をご紹介します。

チューリップ

花が終わったらどうする?

チューリップの花が枯れてきたら、まず花だけを摘み取ります。
ただし、茎や葉はすぐに切らず、自然に枯れるまで残しておきましょう。葉が光合成によって球根に栄養を送るため、この工程が不十分だと翌年花が咲かなくなることもあります。

葉が黄色くなり、完全にしおれてから次のステップへ進みます。

掘り上げのタイミングと注意点

地上部が枯れたら、6月ごろを目安に球根を掘り上げます。早すぎると栄養がたまらず、小さな球根になってしまうことも。スコップは球根の真下に入れず、少し離した位置から優しく持ち上げるようにすると傷つけにくくなります。親球のまわりには小さな子球もできているので、一緒に収穫しておきましょう。

乾燥と保存が成功のカギ

掘り上げた球根は、土を軽く落とし、風通しの良い日陰で1週間ほど乾燥させます。湿ったまま袋に入れるとカビの原因になりますので要注意。乾燥後はネットや紙袋に入れ、13〜20℃の涼しい場所で保管します。直射日光や湿気、高温は避け、押し入れや玄関収納などが適しています。

植え付けは秋、深さに注意

球根の植え付けは10月〜12月が目安。球根の高さの2〜3倍ほどの深さに植えることで、寒さや霜から守ることができます。浅く植えると凍害や発芽不良の原因になるので注意しましょう。また、腐葉土や元肥を混ぜて水はけのよい土を準備することで、球根が元気に育ちやすくなります。

よくある失敗と対策

保存中にカビが発生するケースが多く見られますが、これは乾燥不足や密閉状態が主な原因です。球根を定期的にチェックし、異常があればその都度取り除くことで全体の劣化を防げます。

また、「葉を早く切ってしまった」「掘り上げ時期が早かった」などによって翌年花が咲かないケースも。手間を惜しまず、ひとつひとつの工程を丁寧に行うことが再開花への近道です。

まとめ

チューリップを翌年も咲かせるには、花後の葉をしっかり残すこと、適切な時期に掘り上げて乾燥・保存すること、そして秋の深植えがポイントです。少し手をかけるだけで、球根は毎年元気に花を咲かせてくれます。

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