アジサイ剪定の正解は「花後すぐ」!剪定時期とやさしいお手入れのコツ
アジサイの花が咲き終わる頃、「いつ剪定すればいいの?」と迷ったことはありませんか?剪定のタイミングを間違えると、翌年に花が咲かない原因になることもあります。
この記事では主に、アジサイの剪定時期の見極め方をわかりやすく解説します。
アジサイの剪定時期はいつ?
「花後」にすぐ剪定!その理由とは
アジサイは、花が咲き終わった花後すぐに剪定をします。
その理由として、アジサイには夏の間に翌年に咲く花のもとになる芽(花芽)をつける性質があり、剪定が遅れるとその花芽を誤って切ってしまうことがあるのです。
花芽を切ってしまうと、翌年に花が咲かない、という事態になりかねません。
しかし正しい剪定をしないと、他のトラブルに繋がってしまいます。
剪定しないとどうなる?
剪定をしないまま放っておくと、株が混み合ってしまい、風通しが悪化します。そうして湿気がこもることで、病気や害虫のリスクが高まります。
また、古い枝が残ると株全体のバランスが崩れ、花付きも悪くなりがちです。
剪定は健康で美しいアジサイを保つために、欠かせない作業なのです。
剪定のベストなタイミングと見分け方
「花の色あせ」が剪定のサイン
剪定のタイミングは花後、と言われてもピンとこない人がほとんどではないでしょうか。
アジサイの花後を見極めるポイントは花の色の変化にあります。
アジサイの花が青やピンクから緑っぽく変化したり、しおれてきたと感じたら、剪定のサインです。
花が美しく咲いていても、花後1週間以内を目安にすると失敗しにくくなるでしょう。
気候や開花時期に合わせて時期調整を
剪定時期は、地域の気候や品種によっても異なります。関東地方では6月中旬〜7月中旬が一般的な剪定時期ですが、寒冷地では7月下旬ごろになることもあります。
咲いている花の様子を観察しながら、剪定の時期を柔軟に調整しましょう。
アジサイの品種を知りたい方は、こちらの記事も合わせて確認してください。
初心者でもできる!アジサイ剪定の基本
切る場所の目安は「花のすぐ下」
アジサイの剪定は、咲き終わった花のすぐ下、2枚の葉が生えている「節」の上あたりでカットするのが基本です。
この位置で切ることで、株の形を整えつつ、来年の花芽を残すことができます。
内側に向いた枝や細く弱い枝も、この機会に一緒に整理しましょう。
剪定後のシンプルなお手入れ
剪定後にやるべきこと
剪定後は、株が疲れている状態なので、軽く肥料を与えるのがおすすめです。水やりも忘れず、特に乾燥しやすい日が続くときはこまめにチェックしましょう。
秋から冬は“触らない”が基本
秋以降は、アジサイの花芽が形成されている大切な時期。この時期は剪定せず、株をそっと見守ることが大切です。寒冷地では、冬に備えて株元に腐葉土やワラをかけて寒さ対策をしておくと安心です。
アジサイをもっと楽しむために
剪定の時期やお手入れは見極めが難しいですが、綺麗で健康的なアジサイを保つためのポイントをしっかり抑えましょう。
グリーンワークスでは、作物・花の育て方に関する記事などを多数ご紹介しています。
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